
今日は、個人的に今週3日目、今月としては4日目の講習として「外国人材の活用について」の講義を受講して参りました。講義内容としては、福井県外国人材受入体制整備支援事業「FUKUI外国人材受入サポートセンター」についての概要説明と現在の外国人受入の現状などの解説をいただきました。現在の日本、そして、現在の福井における外国人受入の実情についてより肌感覚で実感できるよう資料等を拡充、配慮いただいたことにより、より身近な問題として捉えることができ、とても意義深い講習であったと思います。ご準備頂いた担当部会の方々をはじめ、講師の先生に改めて感謝いたしたいと存じます。ありがとうございました。
今日の講習を受講し、自分なりの課題として浮かび上がった点としては、外国人材の受入に関しては二極化の側面があるのではないかという視点です。つまり、大企業や比較的中堅以上の企業における外国人材の確保の問題としての高度人材の確保という側面と、小規模事業者を含む中小零細企業における現場をささえる労働力確保という側面の二極化です。もちろん、中小零細企業であっても、新規事業、開発などの一部事業においては高度人材の確保に余念がない場合も少なくありませんが、大きくはその二点に分かれるのではないでしょうか。
高度人材の確保に関する施策ついては、費用対効果も日本経済全体に与える影響を鑑みても力点を置くべき事項ということは否定できない事実かもしれません。しかし、悩みのコマ数としては実質的な現場を支える労働力確保に対する悩みの方が圧倒的多数を占め、切実かつ早急な対応が必要な問題として捉えるべき課題だと感じます。高度人材確保に向けた施策が充実され、また、技能実習から育成就労へとシフトされることが昨年の法改正で示されましたが、高度人材の確保と、現場における現実的な労働力確保という側面は、どちらも日本経済とその将来にとって手の抜けない問題として位置づけられるべきで、その意味で、私達はより研鑽し両側面を強力にアシストする、求められる専門家としての役割を果たすことが重要だと思いました。
経営者の方で、外国人材確保をお考えの方は一度、「FUKUI外国人材受入サポートセンター」をお尋ねいただくととても得られるものが大きいと思います。様々なイベントも計画されているようです。是非、ご検討下さいませ。