申請取次行政書士は、どんな相談ができるの?

申請取次行政書士は、ご依頼を承り、各種申請等を入管へ取り次ぐのが仕事となっています。各種申請等書類を作成することは行政書士が行えますが、取り次ぎは申請取次行政書士でないと行えないことになっています。今日は、国際業務に関する様々な講習を終えるにあたり、どんな方からの相談があるのか?また、どんな相談にのっているのかという単純な疑問に関し、簡単にいくつかの例をあげ紹介するとともに、私の心構えについて現在の気持ちを一言でまとめてみました。

どんな方が相談するの?  (参考例)

●国内に長中期滞在する外国人の方やその家族等

●外国人を雇用する企業や外国人が所属する学校等

●外国人を雇用する予定の企業や外国人を受け入れする予定の学校等

●外国人の代理人となる資格を有する方等

どんな相談にのってくれるの?  (参考例)

●在留許可証を所持する方が、その許可の更新を申請する場合のご相談

●在留資格を所持する方が、他の在留許可を受けたいと希望する場合や変更申請取次等に関するご相談

●国内に在留を希望する方の在留資格の該当性に関するご相談、在留資格に応じ基準省令に適合性するか否か、狭義の相当性の有無に関するご相談

●国内に在留を希望する方や、その代理人の方からの在留資格認定証明書の交付申請取次に関するご相談

●特別な事情による在留期間の延長等のご相談

●事業を始めたい外国人の方からの、許認可要件に関するご相談と併せて在留資格該当性、基準省令適合性のそれぞれの内容や複合的なご相談

●国際結婚や離婚に関するご相談

●用件に応じた相談窓口の特定に関するご相談

●定住を希望する場合や永住許可、帰化に関するご相談

●家族滞在に関するご相談

●資格外活動許可を希望する場合のご相談

●場合によっては、専門の先生や専門機関のご紹介、弁護士先生へのお取次ぎ

●その他生活に関するご相談

心構え

私は申請取次行政書士として、信義誠実にその業務と向き合うよう努め、国内に在留する外国人の方の人権を守り、相互に発展していく社会に寄与できるように日頃から努力を怠らないようにしていきたいと思います。そして、一人でも多くの方がより幸せを掴むことができるよう、また時には不測の事態に陥ることがないよう微力ながら力になれるよう頑張っていきたいと思います。

今月3月末を以て、伊藤塾の国際業務に関する講義を含む全ての受講を修了することになりますが、講義を通して非常に多くの意義深い心構えについて学ぶことができました。講師の先生方に対し、改めて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

行政書士中川まさあき事務所