相続放棄のタイムリミットとは?福井在住60代の疑問に特定行政書士が答えます
60代に入り、親の介護や相続に関する話題が現実味を帯びてくる方も多いのではないでしょうか。特に「相続放棄」は、資産だけでなく借金を含む負の遺産を避ける手段として重要な制度です。この記事では、福井の特定行政書士が、相続放棄のタイムリミットや注意点、実際によくある一般的な事例について詳しく解説します。
相続放棄とは?基本的な制度の理解
相続放棄とは、被相続人(亡くなった方)の財産や借金を一切受け継がないと家庭裁判所に申し立てる手続きです。プラスの財産よりもマイナスの財産が多い場合や、相続に関与したくない事情がある場合に有効な手段となります。
相続放棄の期限:タイムリミットは3ヶ月
相続放棄には明確な期限があります。民法では「自己のために相続があったことを知った時から3ヶ月以内」に手続きしなければなりません。これを「熟慮期間」と呼びます。
- 親が亡くなった日=相続開始日
- その事実を知った日=起算日
- 起算日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ相続放棄を申し立てる
たとえば、親が亡くなったことを知ったのが2025年10月1日であれば、2026年1月1日までに申し立てを行う必要があります。
60代が注意すべきポイント
60代は自身が相続人となる立場にあると同時に、次の世代への相続も意識する時期です。以下のような点に注意が必要です。
1. 借金があるかを早期に調査する
預金通帳やカード明細、借用書などから借金の有無を確認しましょう。消費者金融や保証人履歴も見逃せません。
2. 一部でも財産を処分すると放棄できなくなる
相続財産を使ったり処分すると「単純承認」と見なされ、放棄できなくなります。判断がつかない場合は早めに専門家へ相談を。
3. 期限の延長申立ても可能
やむを得ない理由があれば、家庭裁判所に熟慮期間の延長を申請できます。期限ぎりぎりで迷っている場合はこの制度の活用も視野に。
一般的な相続放棄事例
以下は相続放棄の一般的な事例です。
事例1:借金が多かった父親の相続放棄
○○市在住の60代男性が、亡父の相続で多額の借金が判明。葬儀後すぐに書類を集め、2ヶ月以内に家庭裁判所で相続放棄を完了。借金の返済を免れることができた。
事例2:関係が薄かった叔父の相続放棄
○○市の60代女性が、ほとんど交流のなかった叔父の死亡通知を受け取る。遺産は全く不明であったが、借金の可能性を考え相続放棄を選択。スムーズに手続き完了。
相続放棄の手続きは、どこでする?
相続放棄の手続きは、福井市や越前市などの各地域にある家庭裁判所本庁またはその支部家庭裁判所で行えます。書類の不備や期限切れで無効になるリスクもあるため、初めての方は専門家への相談が有効です。
まとめ:60代からの相続対策は「早めの判断」が鍵
相続放棄のタイムリミットは「知った日から3ヶ月以内」と非常にタイトです。60代の方にとって、判断を先延ばしにすると大きな負担を背負う可能性があります。遺産の内容に不安がある場合は、まず「放棄」という選択肢を視野に入れ、専門家へ相談することが重要です。
行政書士に相談する理由とお問い合わせ
相続放棄は一度受理されると取り消しが効きません。安心して手続きするには、経験豊富な専門家のサポートが欠かせません。当事務所では福井県内全域に対応し、60代の方でも安心してご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
