
中小企業の経営者の方々にとって、人材不足の解消は最重要経営課題の一つと言っても過言でないほど、喫緊の課題として位置づけられてはいるものの、反面、その課題は慢性的で慣れっこになって、なかばあきらめムードになってしまっているというのも現実かもしれません。今日は、そんな時にどの経営者も一度は考えたことのある外国人の方の雇用を希望する場合、どこの窓口を頼っていったらいいのか、また、外国人の方を雇う場合の注意点にはどのようなものがあるかについて担当機関等や関連情報をご紹介したいと思います。
外国人の方を雇用したいと考えたとき、どこに相談したらいい?(外国人材向け含む)
●ハローワーク 外国人雇用管理アドバイザー
例えば・・・こんなことでお悩みではありませんか?
○ 外国人を雇用するにあたり、どのような点を考慮したらよいだろうか?
○ 現在外国人を雇用しているが、今のやり方で問題ないだろうか?
○ 日本語の不慣れな外国人へ、どのように職場教育したらよいだろうか?
○ 労働契約、職務配置、福利厚生、退職・解雇時の注意点はなんだろうか?外国人雇用管理アドバイザー制度とは
我が国で就労する外国人労働者は年々増加しており、適切な雇用管理及び適正な労働条件の確保を推進することが急務となっています。このため、厚生労働省では、「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」を策定するとともに、この指針に基づく事業主の皆さまへの指導・援助を積極的かつ効果的に行うため、各都道府県に「外国人雇用管理アドバイザー」を設置しています。このほかにも、都道府県労働局・ハローワークでは、外国人を雇用する事業主のみなさまを援助するための活動を行っております。お気軽にご利用ください。
各都道府県労働局及びハローワークでは、事業主のみなさまが「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」に基づいた適正な雇用管理を実施するためのノウハウに関するセミナーの開催などの指導・援助活動を行っております。「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」の内容や、指導・援助の内容について、お近くのハローワークへお気軽にお問い合わせください。
厚生労働省のホームページより一部引用
お近くのハローワークへお問い合わせの上、ご相談されるのも選択肢のひとつですね。「外国人雇用管理アドバイザーによる相談料は無料です。」となっていますので、気軽に利用できそうです。
※詳しくは、厚生労働省のホームページでご確認ください。
●外国人材受入サポートセンター
県などが委託して行っています。
企業向けと外国人材向けの窓口がありますが、企業向けの相談可能な内容例としては、以下のようなものがあるようです。
<県内事業者>
監理団体や登録支援機関の設立および運営方法等に関する相談 等
採用計画や求人・選考に関する相談
在留資格や出入国在留管理制度の各種手続きに関する相談
労務管理や受入環境整備に関する相談
採用後の定着に関する相談
滋賀県外国人材受入サポートセンター ホームページより引用
※詳しくは、各サポートセンターのホームページでご確認ください。
●JETRO(日本貿易振興機構)高度外国人材活躍推進ポータル
高度外国人材を採用したい日本企業と、日本の企業で働きたい外国人材をつなぐポータルサイトを運用しています。
※詳しくは、JETORO(日本貿易振興機構)のホームページで
外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)では、日本で暮らし、活躍する外国人の在留を支援する政府の窓口が集まり、外国人からの相談対応、外国人を雇用したい企業の支援、外国人支援に取り組む地方公共団体の支援などの取組を行っています。
外国人在留支援センター(FRESC)に入居する関係機関が連携して、外国人の在留に関する様々な支援施策を実施することにより、外国人受入れ環境を整備していきます。(外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)は、日本に住んでいる外国人を助けるための色々な相談窓口<=相談できるところ>が集まっています。)
外国人在留支援センターホームページより引用
※詳しくは、外国人在留支援センターのホームページでご確認ください。
●外国人雇用サービスセンター
こちらのご相談窓口は、高度在国人材に特化しているようです。
外国人雇用サービスセンターでは、高度外国人材(日本での就労を希望する外国人留学生、専門的・技術的分野の外国人労働者)に対する就職支援等を行っています。
厚生労働省のホームページより引用
※詳しくは、上記の各サービスセンターのホームページでご確認ください。
外国人の方を雇う時の注意点は?
出入国在留管理庁が「外国人の適正な雇用にご協力ください」として以下のリーフレットをホームページに掲載して呼びかけを行っています。その企業のその業種の仕事に就くことが可能かどうか、また、可能な場合でもどのような点に注意が必要かについて分かりやすく記載されています。外国人採用の事務を担当する方は予め一読が必要なものと言えます。

(出入国在留管理庁のホームページより)

(出入国在留管理庁のホームページより)
※詳しくは、出入国在留管理庁のホームページでご確認ください。
また、厚生労働省のホームページにおいては、外国人雇用状況の届出に関する案内が掲載されています。外国人を採用した場合などの届出はお忘れなく!
※詳しくは、厚生労働省のホームページでご確認ください。尚、厚生労働省にかかる届出等に関しては社会保険労務士先生にご相談いただくようお願いいたします。
以上、外国人の方を雇用したい場合の相談窓口と注意点について、関係機関のホームページに掲載されてた情報を引用してまとめてみました。よろしければ参考にしていただければと存じます。