検索からAI活用へ──主要なAIサービスの特徴と使い分け
近年、「インターネット検索(いわゆるググる)」から、 AIに直接質問や指示を送るスタイルへと利用行動が移りつつあります。 SNSでは「ちゃっとる」「じーぴーてぃる」といった表現も散見されますが、 まだ一般化しておらず、「AIに質問する」「プロンプトを送る」などの表現が混在しています。
検索よりもAI活用が主流になる可能性は高く、 特に事務処理・情報収集・文章作成といった業務領域ではその変化が顕著です。
■ なぜAIを使う人が増えているのか
対話型AIを活用すると、無料の範囲でも次のような作業が可能です。
- 文章の要約・整理
- メール文や資料のたたき台作成
- 簡単な画像生成
- アイデア出し
さらに有料プランを利用すれば、より高度な推論や長文処理、マルチモーダル(音声・画像など)での対話が可能になり、 実務的な活用が広がります。
GoogleアカウントやMicrosoftアカウントでログインできるサービスが多いため、 初めて利用する場合はアカウントとパスワードを確認しておくとスムーズです。
■ 主なAIサービスの比較
| サービス名 | 分類 | 主な特徴 | 主な用途・強み |
|---|---|---|---|
| Copilot(GitHub Copilot 等) | コード生成支援AI | ・エディタ内でコードを予測・提案 ・自然言語の指示にも対応 ・日本語コメントからの生成も可能 | プログラミング効率化・コード補完・テスト作成支援 |
| Perplexity AI | 検索・要約特化型AI | ・リアルタイムでWeb検索しながら回答 ・回答に出典リンクを明示 ・検索モード(学術・計算など)の切替可能 | 出典付きの調査・要約・信頼性重視の情報収集 |
| NotebookLM | ノート/知識管理特化AI | ・アップロード資料をもとに要約・Q&Aが可能 ・資料に基づく回答のため誤情報リスクを抑える設計(※ゼロではない) ・「Discover」で関連Web情報の要約も可能 | 社内資料や契約書などの整理・要約・ナレッジ共有 |
| ChatGPT | 汎用対話型生成AI | ・自然な文章生成 ・会話形式で多様なタスクに対応 ・最新モデルは画像・音声入力にも対応 | 文章作成、校正、説明文作成、企画・アイデア出し |
| Gemini | マルチモーダルAI | ・テキスト・画像・動画・コードを統合処理 ・Googleサービスとの連携が強み ・最新バージョンでは推論力・リアルタイム性が向上 | Googleサービス利用者の情報整理、AI検索、コード分析 |
■ AIの実務的な使い分け例
- 調べ物・草稿作成:Copilot / ChatGPT / Perplexity
- 特定資料に基づきたい場合:NotebookLM
- Googleツールと併用したい場合:Gemini
このように、目的に応じて複数のAIを使い分けることで、より高い効果が得られます。
■ まとめ
検索からAIへと利用スタイルが変わりつつある現在、 Copilot・Perplexity・NotebookLM・ChatGPT・Geminiはそれぞれ異なる強みを持っており、 用途に応じて上手に使い分けることで業務効率は大幅に向上します。
特に、情報収集・文章作成・プログラミング補助など、 日常業務との相性が良い分野からAIを取り入れると効果的です。
行政書士中川まさあき事務所(福井県越前市)
