北陸の中小企業必見！今から申請できる「ものづくり補助金」とは？

中小企業の設備投資や新規事業への挑戦を後押しする「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」（通称：ものづくり補助金）。
令和に入ってからも継続して公募が行われ、北陸地方でも多くの採択事例が生まれています。
本記事では、福井県越前市を拠点とする行政書士の視点から、“今から準備しても間に合う” 最新の申請タイミングと活用法をわかりやすく解説します。

■ 北陸で注目される「ものづくり補助金」とは

● 補助金の概要

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が新製品開発、業務効率化、DX推進などのために設備導入を行う際、その費用の一部を国が補助する制度です。
単なる改善ではなく、生産性向上や新たな価値創造につながる「革新的な取り組み」が対象となります。

● 幅広い業種が対象

製造業だけでなく、サービス業・情報通信業・建設業など、幅広い業種が活用できます。
近年はITツールやクラウドの導入も対象になり、経営改善の手段として非常に使いやすい制度です。

● 補助内容のポイント

• 補助率：中小企業は1/2、小規模事業者は2/3
• 対象経費：機械装置費、システム構築費、技術導入費、外注費、クラウドサービス利用費など
• 主な枠：製品・サービス高付加価値化枠、グローバル枠 など

■ 最新（第22次公募）スケジュール

2025年11月現在、最新の公募は「第22次」です。

締切は2026年1月末と少し先に見えますが、準備には想像以上に時間が必要です。
今から動けば十分間に合います。

詳しくは、ものづくり補助金総合サイトでご確認ください。

■ 今から申請を目指す場合の最短スケジュール（越前市の中小企業向け）

1. 公募要領の確認
   11月末〜12月初旬に最新要領をダウンロードし、対象経費・補助率・要件を整理。
2. 事業計画の骨子づくり（12月上旬〜中旬）
   ・導入する設備やITツールの目的
   ・収益性や投資効果
   ・最低賃金・売上等の要件確認
3. 見積書・仕様書の収集（12月中旬〜下旬）
   複数社から相見積を取得すると計画の信頼度が向上します。
4. 必要書類の準備 & GビズIDプライムの取得
   GビズIDは取得に数日かかるため早めに申請が必要です。
5. 電子申請（12/26〜）
   受付開始すぐに提出するのが安全。
   締切直前はシステムが混雑するため早めの提出を推奨。

■ 越前市の企業が活用するメリットと事例

● 採択されやすいポイント（行政書士の視点）

• 補助金の目的に合致した「革新性」のある計画
• 投資効果が数字で明確に示されている
• 地域への波及効果（雇用・技術向上・地域産業への貢献）

● 他府県の成功事例（一般化したケース）

関西地方の金属加工業B社では、ものづくり補助金を活用して高精度のCNC加工機を導入。
これにより生産時間が大幅に短縮され、これまで受注できなかった高難度加工の案件にも対応できるようになりました。

また、関東地域のサービス業C社では、予約管理システムを導入することで業務効率が向上。
スタッフの残業時間削減と顧客満足度の向上を同時に実現し、リピート率が改善しました。

これらのように、適切な設備投資と明確な目的があれば、ものづくり補助金は企業の成長を大きく後押しします。

■ 申請時の注意点とよくあるミス

• 設備の選定根拠が曖昧
• 自己資金や資金調達の説明が不足
• 計画が実現可能性に乏しい
• 電子申請での入力漏れ・添付忘れ

細かなミスで不採択になるケースも少なくありません。丁寧なチェックが最重要です。

■ 今からでも間に合う準備ステップ

• 公募要領の確認
• 事業計画の骨子づくり
• 見積書・仕様書の収集
• GビズIDプライムの取得
• 電子申請の準備・提出

自社での作成に不安がある場合は、専門家への依頼でスムーズに進められます。
特に事業計画の「表現」や「構成」は採択率を左右するため、専門家のサポートは効果的です。

■ まとめ（北陸エリアの中小企業へ）

ものづくり補助金は、北陸の中小企業にとって事業成長の大きなチャンスです。
第22次公募のスケジュールを踏まえると、今からの準備でも十分に申請が間に合います。
正しい手順を踏み、計画を丁寧に作り込めば採択の可能性は大いにあります。

最新情報を確認しながら、ぜひ積極的にチャレンジしてください。

■ 行政書士によるサポート（越前市・北陸対応）

越前市や北陸地域でものづくり補助金の申請をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
要件チェックからスケジュール管理、事業計画書作成まで丁寧にサポートいたします。

行政書士中川まさあき事務所（福井県越前市）