兼業行政書士としての仕事始めに思うこと
仕事始めというと、気合いを入れる日、何かを大きく始める日、という印象を持たれるかもしれません。 しかし私にとって仕事始めは、どちらかといえば整える日です。
現在、私は行政書士事務所を運営しながら、組合組織に勤務する兼業の立場にあります。 そのため、仕事を進めるうえで常に意識しているのは、時間と業務領域の線引きです。
勤務先での業務と、行政書士としての業務は明確に区分し、混同しない。 これは特別なことではありませんが、制度に関わる仕事をする者として欠かせない姿勢だと考えています。 年の初めにあらためて、この点を自分自身に確認します。
仕事始めの朝は、まず机の上と頭の中を整理します。 未処理の書類やメモを見直し、今後対応すべきことを洗い出す。 完璧に片づける必要はありませんが、「次に何をするか」が分かる状態にはしておきます。
兼業の場合、作業時間はどうしても分断されがちです。 だからこそ、迷いを減らす段取りが欠かせません。 仕事始めは、そのための準備に時間を使います。
正月休みには、育成就労制度について自分なりに整理する時間を取りました。 制度は情報量が多く、全体像をつかみにくい分野です。 そこで、誤解されやすい点や基本となる考え方を中心に、要点を絞ってまとめ、Kindle書籍として形にしました。
執筆にあたっては、生成AIも活用しています。 情報整理や構成の検討を効率化し、限られた時間の中で要点に集中するための手段として使いました。 最終的な判断や表現、責任は自分が持つ。 その前提は変えていません。
また、昨年に続き、初心者向けの生成AI講座についても企画を進めています。 土日祝日や平日夜間など、参加しやすい時間帯を活用し、 「生成AIに興味はあるが、何から始めればよいか分からない」という方を主な対象とした内容を予定しています。
専門的な使い方を教えるというよりも、 日常業務や情報整理にどう役立てられるか、 無理なく、安全に使うための考え方を共有する講座です。 こちらも、無理のない形で継続していくつもりです。
仕事始めにあたり、今年も大きな目標を掲げるより、守るべき姿勢を確認しました。
- 業務の線引きを曖昧にしないこと
- 品質を落とさないこと
- 無理をせず、続けられる形を選ぶこと
派手さはありませんが、こうした積み重ねが信頼につながると信じています。
兼業行政書士という立場は、自由である反面、自己管理がすべてです。 だからこそ、仕事始めは「静かな再出発の日」。
今年も一つひとつの仕事に誠実に向き合い、できることを着実に積み上げていきたいと思います。
