こんにちは。福井県で中小企業・外国人支援を中心に活動している特定行政書士です。
2025年、行政書士業界にもAI(人工知能)の波が本格的に押し寄せています。ChatGPTをはじめとした生成AIの進化により、業務の効率化、書類作成、相談対応の質が大きく変わりつつあります。
地方・一人事務所でも、AIツールを導入することで、クライアント対応のスピードや満足度を向上させることができるようになりました。
この記事では、私自身が実際の行政書士業務で活用している、2025年注目のAIツールを6つ厳選してご紹介します。
■ なぜ行政書士業務にAIツールが必要なのか?
行政書士の業務は年々多様化しています。許認可、補助金、法人設立、外国人支援など、幅広い分野で専門知識と膨大な書類作成が求められます。
業務の多様化と複雑化
- 法律や制度の変化が早く、常に最新情報への対応が求められる
- 自由記述の文書(理由書・説明書など)が増加
- 一人事務所ではマンパワーに限界がある
こうした背景から、「AIの力を借りて、専門性の高い判断に時間を割く」ことが重要になってきています。
■ 2025年注目のAIツール6選(行政書士向け)
① ChatGPT(OpenAI)
言わずと知れた生成AIの代表格。行政書士業務では「文章作成の下書き」「制度説明の要約」などに活用でき、GPT-4(有料版)では精度も格段に向上しています。
【活用例】
- 理由書・活動説明書のドラフト作成
- 入管制度の説明文のやさしい表現への変換
- 顧客の相談記録の要点整理
「まずはたたき台をAIに作らせて、最終調整を自分で」という使い方が、実務では非常に有効です。
② Claude(Anthropic)
長文に強く、契約書・行政文書・制度解説などの“文章量の多い資料”の要約や構造整理に適しています。落ち着いた出力が特徴で、業務向き。
【活用例】
- 契約書の要点抽出・説明用の再構成
- 法改正資料の概要整理
- 法的文章の読みやすい解説
法律文書を扱う行政書士にとって、まさに「読み解くAIパートナー」といえる存在です。
③ Notion AI
事務所内のナレッジ整理や、業務マニュアル作成、申請フローの可視化に力を発揮。日報や議事録作成にも活用可能で、情報の一元管理に便利です。
【活用例】
- 手続きのチェックリスト自動作成
- 申請業務の進捗管理
- FAQ・事務所内マニュアルの自動構築
「一人でも“組織的に”業務を回す」ことが可能になります。
④ Bing Copilot(Microsoft)
Web検索+AIの組み合わせにより、最新の法令・制度・判例情報を収集できるのが大きな強みです。
【活用例】
- 最新の制度改正情報を検索
- 他県の運用事例や入管対応の比較調査
- ニュース・公的情報の要約
行政書士は「変わり続ける制度」と付き合う仕事。Bing Copilotはその“情報の窓”となります。
⑤ Google 翻訳 / Google Gemini
外国人支援で非常に役立つツールです。Google 翻訳は対応言語数の多さと精度の安定感が魅力で、Google Geminiを使えばやさしい表現や対話形式での説明文も生成可能です。
【活用例】
- 多言語での申請手順案内
- 外国人相談者向けの説明文をやさしい日本語に再構成
- 日→英→越などの翻訳と自然な文体調整
福井でも技能実習・特定技能の支援が増えるなか、GoogleのAIは現場対応における即戦力です。
⑥ NotebookLM(Google)
Googleが提供するノート型AIで、自分の資料をアップロードし、それに基づいてAIと会話できるのが最大の特徴です。行政書士の実務において、飛躍的な効率化をもたらします。
【活用例】
- 補助金制度のガイドラインを読み込ませて要件を確認
- 複数の行政資料を統合して比較
- 顧客ヒアリング記録から支援方針を自動で整理
まるで「資料を全部読んでくれている秘書」がついたような感覚で、情報を“探す”から“聞く”へ変える革新的なAIです。
■ 福井の特定行政書士が語る実務でのAI活用例
福井県内での業務において、AIツールは次のように役立っています:
- 書類作成の初期案 → ChatGPTで5分
- 外国人向けガイド作成 → Google Geminiと翻訳ツールで1/3の時間に
- 補助金制度の比較表 → NotebookLMで資料を読み込ませて自動生成
AIを“たたき台”として使うことで、時間を節約しつつ、顧客対応に余裕をもたせることができるようになりました。
■ AI導入における注意点と成功のコツ
情報漏洩リスクに注意
- 個人情報を入力しない(必要な場合はローカルAIを検討)
- 無料版では入力内容が保存される場合がある
- AIを使う際は、利用規約とプライバシーポリシーを必ず確認
専門家の「目による最終チェック」は不可欠
- AIの出力には誤情報が含まれることがある
- 書式・法的要件との整合性確認は人間の仕事
- AIを盲信せず「相談者の背景」を見る姿勢が大切
■ まとめとAI時代の行政書士像
✔ AIツールは、行政書士業務の「時短」「品質向上」「情報整理」に大きな効果をもたらす
✔ 地方・小規模事務所でも、導入コストを抑えつつ実務に取り入れられる
✔ NotebookLMなど“自分の資料で動くAI”は、次世代の行政書士業務を支える存在に
これからの行政書士は、専門知識に加えて「AIを使いこなす力」も問われる時代になってきました。
福井・北陸という地域に根ざしながらも、全国レベルのサービス品質を実現するため、今後もAIと共に進化していきたいと考えています。
行政書士業務のAI導入・DX化に関心のある方は、お気軽にご相談ください。(土日祝日、平日夜間対応)
