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タイトル:ChatGPTで変わる外国人支援の現場【北陸の行政書士が語る実践例】

タイトル:ChatGPTで変わる外国人支援の現場【北陸の行政書士が語る実践例】

こんにちは。北陸地域で外国人支援に取り組んでいる申請取次行政書士です。

外国人の在留資格手続きや生活サポートの現場では、言葉の壁や手続きの煩雑さに日々直面しています。とくに北陸のような地方都市では、多言語対応や専門的な支援のリソースが限られており、「支援したくても十分に対応しきれない」という現実もあります。

そんな中、近年注目されているのが「ChatGPT」に代表される生成AIの活用です。AIが外国人支援の現場でどこまで活躍できるのか、実際に使ってみた体験をもとに、具体的な活用例とその効果、そして限界についてお話しします。

■ 外国人支援における従来の課題とは?

行政書士として日々相談を受けていると、外国人支援の現場には次のような課題があると強く感じます。

言葉の壁と情報提供の限界

  • 日本語が十分に話せない外国人の方も多く、意思疎通に時間がかかる
  • 入管制度や各種手続きの内容を母国語で説明する資料が不足している
  • 通訳を手配する予算や人手がないケースが多い

こうした環境では、相談者が本当に理解して手続きを進めているか不安が残ります。

多様化する在留資格と手続きの煩雑さ

  • 特定技能、技人国、留学、家族滞在…といった在留資格の種類が多く、それぞれに必要書類や審査ポイントが異なる
  • 申請書類だけでなく、「理由書」や「活動内容説明」など自由記述型の書類の負担が大きい

支援者側も一件ずつ丁寧に対応していくには時間と手間がかかり、事務負担が重くなっているのが現状です。


■ ChatGPTを現場に取り入れたきっかけ

なぜAIを活用しようと思ったのか

「もっと早く、正確に、やさしく伝えたい」
そう考えたとき、話題になっていたChatGPTを試してみることにしました。

AIなら、外国語でも文章を作成してくれますし、複雑な内容をやさしい表現に言い換えることも得意です。「これなら初期対応の一助になるのでは?」と思ったのが始まりです。

北陸の現場で感じた導入のハードルと工夫

地方では、「AIは難しそう」という先入観や、通信環境の問題もあります。しかし、実際に使ってみると、操作は簡単で、スマホやタブレットでも問題なく使えました。

支援現場では、AIが“最初の案”をつくり、そこに人間が手を加えるという流れが有効だと感じました。


■ 実際にChatGPTが役立った支援の場面

ChatGPTを導入して、実際に効果を感じた具体的な場面をご紹介します。

書類作成のたたき台、説明文の整備、翻訳の補助

  • 「在留資格更新の理由書」のたたき台作成
  • 雇用主からの「採用理由説明文」の下書き
  • 生活ガイドの英語・ベトナム語・ネパール語への簡易翻訳
  • 入管手続きの流れをやさしく説明した資料の原案作成

これらは従来ならゼロから作る必要があり、非常に時間がかかっていました。AIを使うことで、初期の準備にかかる時間が半分以下に短縮されました。

外国人本人との初期相談での活用例

ある技能実習生の方から、「今の在留資格では転職できるのか?」という相談を受けた際、制度の概要をChatGPTに英語で要約してもらい、スムーズに説明ができました。

翻訳アプリよりも丁寧な言い回しが可能で、ニュアンスも伝わりやすく、安心してもらえる説明ができたことが印象的でした。


■ ChatGPT活用のメリットと注意点

情報の整理と時短の効果

ChatGPTの活用で実感したメリットは以下の通りです:

  • 日本語をわかりやすく翻訳・要約してくれる
  • 質問の意図に合わせて柔軟な回答を返してくれる
  • テンプレートではなく、相談者に応じた説明ができる

つまり、支援の質を保ちながら、時間を節約できるという点が最大の利点です。

限界と補完すべきポイント(法的判断・感情の配慮)

もちろん、AIには限界もあります:

  • 最新の法改正に対応していないことがある
  • 正しいように見えて、実は不正確な情報を出すことがある(ハルシネーション)
  • 相手の気持ちや文化的背景を汲み取ることは難しい

特に、在留資格の可否判断や申請書類の最終チェックなどは、必ず専門家(行政書士)による確認が必要です。

■ 行政書士ができるAI時代の支援スタイルとは?

AIがあるから専門家は不要、という時代にはなりません。むしろ、AIをうまく活用できる専門家こそ、これからの外国人支援の要になると感じています。

AI+人のサポートで支援の質を上げる

  • AIが初期案を提示 → 行政書士が法的・文化的観点から修正
  • 外国語の説明はAIを活用 → 大事なところは対面で丁寧に説明
  • 多忙な相談者のために、AIで素早く情報提供 → 深い判断は専門家へ

こうしたハイブリッドな支援体制が、今後ますます求められていくでしょう。

北陸エリアでの実践と今後の可能性

北陸地域ではまだAIを導入している行政書士事務所は少ない印象ですが、導入コストも低く、業務効率化や相談者の満足度向上につながるため、今後普及が進むと見ています。

行政書士としても、外国人支援の現場にもっとAIを取り入れていくことで、“一人ひとりに寄り添う支援”を、より多くの人に届けることが可能になると信じています。

■ まとめと外国人支援に関する相談案内

AIは万能ではありませんが、外国人支援の初期対応や書類作成の一部で、非常に強力な“サポートツール”となり得ます。

✔ ChatGPTは、情報整理・翻訳・書類作成のたたき台として有効
✔ 専門家の判断と組み合わせることで、支援の質と効率が両立
✔ 北陸地域でも今後ますます需要が高まると予想されます

当事務所では、AIを取り入れた支援体制を整備し、外国人と支援者の“伝えたい”と“わかりたい”をつなぐお手伝いをしています。

「AIも使いながら、正確で丁寧な外国人支援をしたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

【対応地域】富山・石川・福井の北陸3県全域対応(土日祝日、平日夜間限定)

外国人と地域社会が安心してつながる未来のために、私たち行政書士も日々アップデートしていきます。

特定行政書士 中川正明

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