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【完全保存版】初心者向けプロンプトの使い方実践〜生成AIを思い通りに動かすコツ

【完全保存版】初心者向けプロンプトの使い方実践〜生成AIを思い通りに動かすコツ

【完全保存版】初心者向けプロンプトの使い方実践〜生成AIを思い通りに動かすコツ

「ChatGPTなどの生成AIを使ってみたけれど、一般的な回答しか返ってこなくて、結局使わなくなってしまった…」そんな経験はありませんか?生成AIは非常に優秀なツールですが、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、人間側からの「指示の出し方」が極めて重要になります。

AIに対して望む回答を引き出すための効果的な質問や指示文のことを「プロンプト」と呼び、このプロンプトを工夫するスキルを「プロンプトエンジニアリング」と呼びます。

この記事では、生成AI初心者の方向けに、基本となる操作画面の見方から、思い通りの回答を引き出すためのプロンプト実践テクニック、そしてあなた専用のカスタマイズAIを作る高度な操作方法まで、約5000字の大ボリュームで徹底的に解説します。


第1章:まずはここから!ChatGPTの基本画面と操作方法

まずは、最も代表的な生成AIツールである「ChatGPT」を例に、実際の操作画面を見ながら基本的な使い方をマスターしましょう。

1. アカウント登録とログイン

ChatGPTを始めるには、まずOpenAIのサイトにアクセスしてアカウントを作成します。初心者の方には、メールアドレスやパスワードを新たに入力する手間が省ける「Google アカウント(Gmail等のアカウント)」での簡単ログインがオススメです。この方法は、他のテキスト生成AIサービスでも基本的に共通して使える便利な方法です。

2. スタート画面とチャット入力

ログインが完了すると、画面の中央に大きく「お手伝いできることはありますか?」というメッセージが表示されます。そのすぐ下に、「質問してみましょう」と薄く書かれた横長の入力欄(テキストボックス)があります。これが、AIに指示(プロンプト)を入力するための窓口です。

この入力欄の左下には、いくつかの便利なアイコンが配置されています。例えばクリップのマークをクリックすると、PDFなどのファイルや画像をアップロードしてAIに読み込ませることができます。そして右下には、紙飛行機または上向きの矢印のアイコン(送信ボタン)があり、プロンプトを入力した後にこれをクリックする(またはEnterキーを押す)ことで、AIとのチャットがスタートします。

3. 最新情報を調べる「Web検索」機能の操作

ChatGPTなどの生成AIは、基本的に過去に学習したデータをもとに回答するため、リアルタイムの最新情報を尋ねるのは苦手です。しかし、最新のChatGPTではこの弱点を克服する機能が備わっています。

チャット入力欄の下部に配置されている「地球儀のマーク(検索)」に注目してください。この地球儀マークをクリックして機能をオンにした状態でプロンプトを入力すると、AIがインターネット上で最新の情報を検索(ChatGPT search)した上で回答してくれます。最新のニュースや法律、トレンドについて調べたい時は、必ずこの地球儀マークをクリックしてから質問するようにしましょう。

第2章:これだけは押さえたい!プロンプトの3つの基本ルール

操作画面に慣れたら、次はいよいよプロンプトの入力です。AIから精度の高い回答を引き出すためには、以下の3つの基本ルールを守ることが必須です。

ルール1:指示は「具体的に」3つの要素を盛り込む

「ブログのアイデアを出して」といった短く曖昧な指示(悪い例)では、AIも一般的な答えしか返せません。プロンプトには、必ず以下の3つの要素を具体的に盛り込むことを意識してください。

  1. 自分のしたいこと
  2. AIにしてほしいこと
  3. 条件(文字数やターゲット、フォーマットなど)

例えば、「30代向けの健康ブログのテーマを5つ考えて。季節に合った話題を入れて」と入力すれば、「誰向けなのか」「いくつ欲しいのか」「どんな条件か」が明確になり、AIはより的確な回答を生成できます。

ルール2:AIに「役割(キャラ)」を与える

AIに特定の「役割」を持たせることで、回答の専門性や視点が定まり、出力の質が劇的に変化します。 プロンプトの冒頭に、「あなたはプロの編集者です」や「あなたはプロのマーケターです」、あるいは「あなたは経営コンサルタントです」といった一文を付け加えてみましょう。これだけで、AIはその道のプロとしての言葉遣いや専門知識を意識して文章を生成するようになります。

ルール3:一発で完璧を求めず、対話でブラッシュアップする

多くの方が陥りがちなのが、「一度のプロンプトで完璧な成果物を出そうとする」ことです。生成AIは「対話型」のツールです。一度返ってきた出力に対して、「もう少し丁寧な口調にして」「この部分を詳しく解説して」「見出しをつけて」と、対話を重ねて修正していく形でコンテンツを作り上げるのが最大のコツです。

第3章:【実践編】コピペで使える!ビジネス向けプロンプト具体例

基本ルールを踏まえて、実際のビジネスシーンですぐに使える具体的なプロンプトの例と、その操作ポイントを見ていきましょう。

事例1:契約書のドラフト作成

ゼロから契約書を作成するのは手間がかかりますが、AIに条件を箇条書きで伝えるだけで、瞬時にドラフト(たたき台)を作成してくれます。

【プロンプト例】

対企業向けの顧問用の契約書のドラフトを、下記の#条件を元に出してください。 #条件 ・月額顧問費用10万円 ・月末が締め日で日割り計算等は無し ・解約は1ヶ月前にメールや電話等で通知すること

このように「#条件」という記号を使って情報を箇条書きにすると、AIは情報を整理しやすくなり、抜け漏れのないドラフトを出力してくれます。

事例2:インターネット広告用の広告文案の作成

リスティング広告などの文案作成もAIの得意分野です。ここでは「役割」を与え、さらに詳細な条件を指定します。

【プロンプト例】

あなたはプロの検索連動型広告の運用者です。Google 広告の広告文を、レスポンシブ検索広告のフォーマットに則って作成してください。 #広告主:○○事務所 #売りたいもの:○○顧問契約 #サービスの特徴 ・月額顧問料5万円から ・全国対応・オンライン対応可能 ・月1訪問 ・節税に強い

【画面操作のポイント】 AIが出力した広告文が、規定の文字数をオーバーしている場合があります。その際は、そのままチャット欄に以下のように追加指示を入力します。

「説明文の文字数制限がオーバーしています。半角90文字、全角45文字で、半角は2文字で全角1文字分としてカウントして作り直してください」 また、無難すぎる表現が出てきた場合は、「より独自性やユニークさを持たせたパターンの見出しも出してください」と追加で指示を出すことで、バリエーションを広げることができます。

第4章:タイピングは不要?音声入力を活用したスピードアップ術

プロンプトを長々とキーボードで打ち込むのが面倒だと感じる方には、**「音声入力」**の活用を強くお勧めします。

生成AI活用のスピードを上げるには、テキストタイピングをやめて基本的に音声入力を使うのが効果的です。例えば、PCのブラウザ拡張機能である「Voice in」などを使うと、マイクに向かって話すだけでテキストが入力されます。

【音声入力のポイント】 音声入力の際、「えーと」といった言葉が入ったり、多少の誤字脱字が発生したりしても全く気にする必要はありません。ChatGPTなどの生成AIは非常に賢く、前後の文脈から判断して自然な文章として意味を汲み取ってくれます。 思いついたアイデアを歩きながらスマホアプリの音声入力でAIに吹き込み、「今話したアイデアを箇条書きで整理して」と指示するだけで、立派な企画書のベースが完成します。

第5章:中級編!あなた専用の相棒AI「GPTs」の作り方と操作画面

ChatGPTの操作に慣れてきたら、ぜひ挑戦していただきたいのが**「GPTs(カスタムGPT)」**の作成です。

GPTsとは、ChatGPTをベースに、特定の目的や役割、さらには「あなたの情報」をあらかじめ記憶させた**「あなた専用のオリジナルAI」**を作れる機能です(※現在、有料のPlusプラン等でのみ作成可能)。毎回「あなたは〇〇のプロです」と指示したり、自社の情報を毎回入力したりする手間を省き、劇的な業務効率化を実現します。

ここでは、実際の操作画面に沿ってGPTsの作り方を詳しく解説します。

ステップ1:作成画面へのアクセス

  1. ChatGPTの左側にあるサイドバーのメニューから、**「GPTを探す(Explore GPTs)」**をクリックします。
  2. 開いたページの右上または上部にある**「GPTを作成する(Create a GPT)」**というボタンをクリックします。

ステップ2:2つの作成モード(タブ)の理解

作成画面を開くと、左側のパネルに**「作成する(Create)」「構成(Configure)」**という2つのタブが用意されています。

  • 「作成する」タブ(対話形式):チャット画面になっており、AIと会話しながら「こんなAIを作りたい」と伝えるだけで、AIが自動的に裏側の設定を構築してくれます。
  • 「構成」タブ(項目入力):名前や指示内容などを自分で直接テキストボックスに入力して詳細に設定する画面です。

初心者の方は、まず「作成する」タブでAIに「ブログ記事作成を手伝うAIを作りたい」と話しかけて大枠を作り、その後「構成」タブに切り替えて細かい設定を調整していくのがオススメです。

ステップ3:「構成(Configure)」画面での詳細設定

「構成」タブの画面には、以下のような入力項目が並んでいます。ここを具体的に設定することが、優秀な相棒AIを作るカギです。

  • 名前(Name):一目で機能がわかる名前を付けます(例:「営業提案アシスタント」「ブログ専用編集者」など)。アイコンの画像もここで設定できます。
  • 説明(Description):このAIが何をするものなのか、70〜100文字程度で簡潔に説明を書きます。
  • 指示(Instructions)ここが最も重要です! このAIの役割、得意領域、会話の口調(フレンドリーか、フォーマルか)、絶対にやってはいけない禁止事項などを詳細に記述します。さらに、「私の会社は〇〇で、ターゲット顧客は〇〇です」といった「あなた固有の情報」をここに入力しておくことで、毎回その情報を加味した回答をしてくれるようになります。
  • 会話開始文(Conversation starters):ユーザーがこのAIを開いた時に、最初に提案されるボタン(質問例)を設定します。「今日の悩みを相談する」「新しいブログのテーマを提案して」など、ワンクリックでアクションを開始できるように設定します。
  • 知識(Knowledge / ファイルアップロード):クリップマークから、自社の過去の提案資料や、参考にしてほしいマニュアルのPDFなどをアップロードして記憶させることができます。
  • 機能(Capabilities):「Web検索(Web Browsing)」「画像生成(DALL-E Image Generation)」などのチェックボックスがあり、AIに許可する機能を選択します。

ステップ4:保存と共有設定

設定が完了したら、画面右上の**「保存(Save)」または「更新(Update)」ボタンをクリックします。 ここで、「自分のみ(Only me)」「リンクを知っている人のみ(Anyone with a link)」「公開(Public)」という共有範囲を選択する画面が出ます。個人的な業務情報や社内データを含ませている場合は、必ず「自分のみ」**に設定して保存してください。

これで、あなた専用のAIアシスタントの完成です!左のサイドバーに作成したAIがピン留めされ、いつでも瞬時に呼び出して作業を任せることができるようになります。

おわりに:AIを使いこなす最大の習慣は「毎日使うこと」

ここまで、ChatGPTの基本操作からプロンプトのコツ、そして高度なGPTsの作成画面までを解説してきました。しかし、どんなに素晴らしいプロンプトのテクニックを知っていても、最も重要なのは**「毎日どんなことでもAIに聞いてみる」**という習慣です。

「AIに何ができるだろうか?」と考える前に、まずはチャット入力欄にプロンプトを入れてみましょう。最初は短い言葉でも構いません。毎日AIと対話を繰り返すことで、「この指示の出し方なら良い答えが返ってくる」という感覚が自然と身についてきます。

テキスト入力が面倒なら音声入力機能を使い、同じ指示を何度もするのが手間なら「構成」画面からGPTsを作成する。そうやって環境を整え、AIをただの「検索ツール」ではなく、対話を通して共に作業を進める「優秀な相棒」として使いこなせるようになれば、あなたの業務効率は劇的に飛躍するはずです。まずは今日から、身近な仕事や日常の疑問をAIに投げかけることから始めてみてください!

特定行政書士 中川正明

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