七草がゆと、行政書士の小さな整え方|1月7日
七草がゆと、行政書士の小さな整え方
――正月明けの胃袋と、心と、机の上を“ゆるく”整える話
こんにちは。行政書士の中川正明です。
1月7日。
お正月気分が完全に抜けたかというと、抜けていない。
でも、仕事の現実は遠慮なくやってくる。
そんな、ちょっと中途半端な日がこのあたりです。
この時期になると、毎年ぼんやり思うことがあります。
「胃袋が、そろそろ通常運転に戻りたがっている」
おせち、お餅、なんとなく続く“ごちそうモード”。
ありがたい話なのですが、私の胃袋はわりと正直で、
「そろそろ、やさしいやつにしてくれませんか」と小声で訴えてきます。
そこで登場するのが、七草がゆ。
七草(春の七草)
七草(春の七草)とは、1月7日に七草がゆにして食べる7種類の野草のことです。
お正月のごちそうで疲れた胃腸を休め、一年の無病息災を願う日本の風習ですね。
春の七草(覚え方つき)
せり
→ 香りが強く、食欲増進
なずな(ぺんぺん草)
→ 解熱・利尿
ごぎょう
→ のどにやさしい
はこべら
→ 歯ぐきによい
ほとけのざ
→ 胃腸を整える
すずな(かぶ)
→ 消化を助ける
すずしろ(大根)
→ 胃もたれ防止
有名な唱え言葉
「せり・なずな/ごぎょう・はこべら/ほとけのざ/すずな・すずしろ」
七草がゆの本当の意味(実はとても現実的)
- 栄養補給というより 「休ませる」食事
- 気合を入れる行事ではなく 「日常に戻る合図」
- 正月 → 通常運転への 切り替えスイッチ
だから、
豪華でなくていいし、
完璧でなくていい。
薄味で、あっさりで、ちょっと物足りないくらいが正解です。
七草がゆって、結局“整える儀式”なんだと思う
七草がゆは、なんとなく知っているけれど、
私は毎年、詳しい理屈までは追いかけていません。
ただ、作って食べると不思議と、
「今年も始まったな」と思えるんです。
正月の派手さから、日常の地味さへ。
その切り替えって、案外むずかしい。
でも七草がゆは、
“切り替えのスイッチ”を、そっと押してくれる感じがします。
私の七草がゆの立ち位置:
「健康のため!」というより、
「よし、落ち着こう。ふつうに戻ろう。」の合図です。
行政書士の仕事も、地味だけど“整える”仕事
行政書士の仕事って、華やかではありません。
どちらかというと、地味です。とても地味です。
書類。期限。添付資料。押印。確認。差し戻し。再提出。
「うわあ……」となる要素が、だいたい揃っています。
ただ、私は思うのです。
整っていないものが、整う瞬間って、地味に気持ちいい。
バラバラの情報が一枚の書類に収まる。
「これで進められます」と言える状態になる。
その瞬間の安心感は、なかなかのものです。
七草がゆも、行政書士の仕事も、
派手なイベントではないけれど、
“次に進める状態をつくる”という意味では、どこか似ています。
正月明けの社長さんに起きがちな“あるある”
この時期、社長さんと話していると、よく出てくる言葉があります。
- 「今年こそ、ちゃんとやろうと思ってる」
- 「いろいろ先送りしてしまった」
- 「気づいたら、書類が山になってる」
- 「頭の中が散らかってる」
……わかります。すごくわかります。
というか、私も似たようなものです。
年が変わったからといって、
人間が急に立派になるわけではありません。
(私は特に、そうです。)
だから、私はこの時期に、あえて大きな誓いは立てません。
「いきなり全部は無理。まず一口、七草がゆ。」
そんな感じで、まずは小さく整える。
私が1月7日にやる“整え方”は、だいたいこの3つ
偉そうなノウハウではありません。
自分が崩れないための、最低限の作法です。
1)机の上を、A4一枚分だけ空ける
全部片づけようとすると、だいたい挫折します。
なので、まずはA4一枚分だけ空けます。
書類の“島”ができているなら、その島を少しだけ削る。
2)「期限があるもの」だけ先に拾う
この時期は、気持ちが焦って、全部が大事に見えます。
でも、現実は期限が勝ちます。
まずは期限のあるものだけ救出します。
3)連絡するなら、短く・早く
連絡を先延ばしにすると、心の重りになります。
長文で完璧に説明しようとせず、
「状況だけ共有」「次の一手だけ確認」。
これで充分なことが多いです。
ポイント:
「完璧に整える」ではなく、
「前に進めるだけ整える」。
七草がゆくらい、やさしい基準でいいと思っています。
七草がゆを食べたら、今年の“通常運転”が始まる
七草がゆを食べた瞬間に、何かが劇的に変わるわけではありません。
でも、気持ちは少し変わります。
「よし、今年もやるか」
というより、
「うん、今年もボチボチやろう」
これくらいが、私にはちょうどいい。
行政書士の仕事も、会社の経営も、
一発逆転より、地味な積み重ねのほうが強い。
それを知っている大人ほど、きっと七草がゆが似合う気がします。
というわけで、今日は七草がゆの話でした。
読んでくださったあなたの1月7日が、
胃袋にも、心にも、少しだけやさしい一日になりますように。
