マネジメント 己を知ることからのスタート

 「売るためにどうするか」を考えることを総称して「マネジメント」と置き換えてもいいと思いますが、売るためには己が置かれている環境を分析し己を知るところからスタートすることとなります。己の環境が理解出来たら次は、そのためにどのような計画を立て、その計画を実現するために具体的にどのような戦略を立てるのが有効かを考えることになります。そして綿密な計画を経て、漸く販促活動を計画に沿って自信をもって強力に実行していくという流れになります。

 念頭にしておきたいマネジメント用語をまとめるとおおよそ以下のようなものがあります。

3C分析

3C分析とは、 市場環境を以下の3つを軸として市場環境を分析する手法。

 ●顧客(Customer)

 ●競合(Competitor)

 ●自社(Company)

  

4C分析

4C分析とは、買手側の視線でマーケティングをする手法。

 ●顧客価値(Customer Value)

 ●コスト(Cost)

 ●コミュニケーション(Communication)

 ●利便性(Convenience

4P(マーケティングミックス)

 ●製品・商品(Product)

 ●価格(Price)

 ●プロモーション(Promotion)

 ●流通(Place)

どんな商品を、いくらで、どのような販促をし、どのように届けるかの一連の流れを検討すること。

(1960年に、アメリカの学者であるエドモンド・ジェローム・マッカーシーが提唱した理論。)

SWOT分析 (SWOT analysis)

SWOT分析とは、経営戦略策定方法の一つで、自社や事業主等を取り囲む外部環境や内部環境を、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つのカテゴリーで要因を分析する手法。

HelpfulHarmful
Internal originStrengths

強 み 
Weaknesses

弱 み
External originOpportunities
機 会
Threats
脅 威

ビジネスモデル構築

3C分析、4C・4P分析、SWOT分析などを経て、資金調達計画や売上計画、損益計画等を具体化。

自社のあるべき姿を様々な係数や表プレゼン形式にまとめたものを完成させる。

USP(自社の強みとは)

USPとは「Unique Selling Proposition」の頭文字を取ったマーケティング用語。(顧客に対して自社の強みやその理由等を文章化したもの)

例:「どこよりも美味しいたった一つの焼肉弁当」

自社のコンセプトや、キャッチコピー

●コンセプト

自社が目指す方向性を言葉、文字や形、色などにより表現することで顧客の印象に残るようにする間接的なイメージ戦略的手法。

例:「あなたを高める企業へ」

●キャッチコピー

自社や商品の特徴を表す言葉など。

 例:「まんまるのオデン」は○○屋 

このようなことを繰り返し繰り返し何度も自問自答する日々を送るのが経営者や開発担当の苦悩であり、喜びでもあるということになります。そして、その後、PDCAサイクルを回す日々に追われるということになります。従って、いつも心に希望という太陽を持ち、ある時は余裕をもって、ある時は強力に前進するメリハリも必要といえます。と、自分にも言い聞かせています。

行政書士中川まさあき事務所