越前市で奮闘する特定行政書士・宅建士のブログ

福井県越前市で奮闘中の特定行政書士・宅建士です。各種許認可、相続、在留資格関連(申請取次)、会社経営、不動産のことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

「民法」の記事一覧

契約書の基本とは

 お互いの口約束だけでは、不確かな部分を表現できなかったり、契約した後に想定される場面に遭遇した場合の対応が分からなかったりすることなどを避けるため、あるいは、約束した事柄の内容について互いに温度差や解釈の違いがあるとい […]

契約の代理と契約書作成

 契約の種類には、その組み合わせや内容も様々なものがあり、言わば無数にあるといっても過言ではないかもしれいません。売ります。買います。の売買契約、借ります。貸します。の使用貸借契約、金銭消費貸借契約、賃貸契約、頼まれて下 […]

遺言とは?

遺言とは?  遺言とは、自己の財産や権利義務について、自分が死後どのように処理されるべきかを定めた書面のことです。遺言がない場合には、原則として法定相続分に応じて財産を配分する形をとりますが、相続人間において「遺産分割協 […]

遺言書

①遺言書を書いて残すこと、又は近い将来書いて残したいと考えている方と、②遺言書を残さない、又は、まだ決めていない方について、その理由をまとめると概ね以下の通りとなります。もちろん、それぞれの理由がすべての方に当てはまるわ […]

せり上がり

民法科目の試験勉強の中で、「所有権に基づく妨害排除請求権」、「金銭消費貸借契約に基づく貸金返還請求権」、「売買契約に基づく代金請求権」等、○○に基づく○○権と言う場合、これを民事訴訟の概念で、「訴訟物」とよんだり、審判対 […]

「第三者」を考える場合の留意点

善意と悪意 実社会においては、いい人は「善人」、悪い人は「悪人」という区分をすることがあります。また、何か悪いことを企む行為を、「悪意ある行為」ということもあります。一方、法律上は、事情を知っている人を「悪意の第三者」と […]

配偶者居住権の意義

配偶者居住権制度を考える場合、逆の発想で、配偶者居住権制度がなかったらどうなるかを考えるとわかりやすいです。夫がなくなり、その妻と子が共同相続人となる場合、妻が、余生を気兼ねなく住み慣れた家で住み続けるために、妻にその居 […]

令和3年改正

特別受益や寄与分は、相続開始時から10年を経過した後は、主張できなくなるという規定が追加されました。 民法904条の3(期間経過後の遺産の分割における相続分)前3条の規定は、相続開始の時から10年を経過した後にする遺産の […]

寄与分と特別の寄与

寄与分と特別の寄与の違いは、民法904条と第1050条に記載があるように、904条では、共同相続人中とあり、1050条では、被相続人の親族 とある通り、904条では、相続人に限られる一方で、1050条の特別の寄与では、被 […]

無権代理人の論点で、よく、Confuseしてしまう条文

原則 民法117条 無権代理人の責任 ➀他人の代理人として契約をした者は、自己の代理権を証明したとき、又は本人の追認を得たときを除き、相手方の選択に従い、相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負う。 例外とその例外 ②前 […]