越前市で奮闘する行政書士・宅建士のブログ

福井県越前市で奮闘中の行政書士・宅建士です。各種許認可、相続、会社経営、不動産のことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

「法学」の記事一覧

二段の推定

特定行政書士の勉強に関して、「二段の推定」という項目がありました。今回は、これについて記述したいと思います。 「二段の推定」とは、私文書と署名、押印の関係性をあらわす一般的な考え方と捉えればわかりやすいです。というより、 […]

要件事実論における冒頭規定説

(売買)は、民法の条文によれば次の通り規定されています。 民法555条 売買は、当事者の一方がある財産権を相手に移転することを約し、相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。 売買に […]

せり上がり

民法科目の試験勉強の中で、「所有権に基づく妨害排除請求権」、「金銭消費貸借契約に基づく貸金返還請求権」、「売買契約に基づく代金請求権」等、○○に基づく○○権と言う場合、これを民事訴訟の概念で、「訴訟物」とよんだり、審判対 […]

憲法 判例の論点攻略法

憲法の判例問題などを例に挙げると、穴埋め問題で2択までは絞り込めたものの、記憶が曖昧なために不正解の選択をしてしまうことや、〇×の選択で、わかっているのに不正解の方を選んでしまうといった経験も多いかと思います。この原因は […]

「者」の定義、「処分性」の定義

夏真っただ中、受験生の方は11月の試験に向けて、いよいよ山場を迎え奮闘されているかと思います。ここでは、所謂・・「者」や「処分性」の定義を区別して再確認してみましょう。 「法律上の利益を有する者」とは 当該処分により自己 […]

要件事実

要件事実とは、「一定の法律効果が発生するために必要とされる具体的な事実」とされています。審判対象となる権利を主張するために、必要とされる具体的な事実とも置き換えられます。例えば、自分の家を他人が占拠している場合に、所有権 […]

弁論主義の3つのテーゼ(弁論主義の内容)

特定行政書士の勉強をしていると、出てくる民事訴訟に関する論点です。これは、裁判所がとるべきスタンスである弁論主義の概念とは何かを3項目に要約したものです。 第一テーゼ 主要事実は、当事者が主張しない限り、裁判所が判決の基 […]