本日、11月14日 日本行政書士会連合会の会員サイトにおいて、①令和6年度特定行政書士法定研修に係る公表事項、②令和6年度考査問題、③令和6年度考査正答の3項目が公表されました。
申込者数 710名 受験者数 628名 修了者数 420名 合格率 66.9%
昨年から考査問題と正答が公表されるようになったようですが、今後も同様に公表を続けていくと思われますので、事前の考査対策もし易くなっていくのではないかと感じます。その反面、問題作成する側の意図としては、問題・正答ともに公表できるだけの自信とプライドを持って対応していることは事実であり、今後も質の高い問題による振り分けをすすめていこうという気概さえ感じられますので、受験生にとっては侮れない問題を今後も出題してくることを前提に相応の対応が必要になってくると思います。
当初ネットで掲載されていた受験者などの独自の解答例を、私の解答と照合してみたところ、2問程の見解相違にとどまるのではないかと思って油断していましたが、実際には5問相違(問3,問15,問18,問19、問22)していました。要件事実は1問相違にとどまる一方、行政法は4問相違というわけで、行政法に誤った解釈が多くみられたということは十分な見直しと反省が必要といえます。結果的にはなんとか合格させていただくことができましたが、これに満足することなくますます精進しなければならないと思います。このようにけっして地頭がいいとはいえない私が合格できたことに関しまして、書籍や講習でご指導いただきました諸先生に対し、改めて深く感謝したいと存じます。ありがとうございました。特に伊●塾の平●先生(要件事実)と坂●先生(行政法)の講義はとてもよく理解でき、こんな私でもほんとうにスッキリ頭に入ってきたことを今でも不思議に感じています。例えていえば、講義でお話されている内容があまりにもわかりすぎて顔が思わず緩むほど理解できる、ある意味身震いするほど話されていることがすんなりと全身に吸収されていくイメージで理解できる。といった感じです。ほんとうにありがとうございました。
最後に、私がこの考査に関し対策したことは以下の通りです。今後の参考になれば幸いと存じ掲載することにしました。
【私の主な考査対策】
- ①伊●塾の実務講座などを受講して、理解できるまで通勤時間帯などをフルに活用し繰り返し視聴する。そして併用して参考書などを読み込む。正直、この講座が一番私には合っていて、効果があがったと感じています。(行政法、要件事実)この講座を受講しなかったとしたら、理解度が60/100程度での考査挑戦ということになり、おそらく、ぎりぎりで不合格か、合格したとしても6割程度の得点しか上げられなかったのではないかと自己分析しています。どちらにしても、様々な要点を正確に、また要点となる本質をきっちり理解していなければ正解にたどり着かない問題が多いので、曖昧なまま考査に突入してもリスクが大きすぎる感じはしています。その意味で、暗記だけで解ける問題は皆無と思って挑んだことは正解だったと思っています。
- ②中央研修所 研修サイトに掲載されている有料の問題(特定行政書士プレ研修 確認テスト①②)を繰り返し何度も解く。全問正解していまうとその講座は再度見れなくなってしまうので、あえて間違えて何度でも繰り返し閲覧できるようにして問題を解く訓練をしておりました。これも、相当参考になったと感じています。問題作成者側が作る訳ですから、問題の癖や特徴なども捉えることができたのではないかと思います。
- ③ネットで過去問の書籍(特定行政書士法定研修考査 模擬問題や過去問)が販売されているので理解できるまで読み込んでおりました。
- ④法定研修テキストや本編ビデオ視聴はさらっと流す程度にして、時間をかけずにあまり深入りしないように対応しました。そして、できるだけ早く必修視聴コマを消化して、考査受講資格を得るために提出が必要とされる書類の郵送を完了させることです。できるだけ早めにこれを完了することで心に余裕ができ、結果的に理解するための作業、肝心の考査に合格するための勉強に集中できることになります。この点は賛否両論あり、人によっても違いが出る部分かもしれません。