福井県 越前市で奮闘する特定行政書士・宅建士のブログ

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「法学」の記事一覧

行政不服審査法における「執行停止」の分類

行政不服審査法における「執行停止」は、●任意的執行停止と●必要的執行停止の二つに区分されます。 任意的執行停止 ①行政庁の上級行政庁又は処分庁である審査庁がする執行停止(申立て又は職権で) (執行停止) 第25条 審査請 […]

行政手続法 意見を求める

 行政手続法における論点で、意見を求めることを想定する条文がふたつ登場します。このふたつをよく混同してしまうケースがあるかと思いますので、今回は、このふたつの違いを明らかにしておきたいと思います。 行政手続法10条の「公 […]

行政指導の中止の求めと、処分等の求めの違い

 法令に違反している。として、その是正を行政側から求められる、所謂、行政指導を受けた相手方は、違反の事実はない等として当該行政指導の中止等の求めができる規定が、行政手続法36条の2に定められています。一方、法令に違反する […]

適用除外の比較

ここでは、行政手続法3条1項と、行政不服審査法7条1項のそれぞれの適用除外の規定について深掘りしてみたいと思います。まず、両方に重複している言い回しと、一方にしかない言い回しがある点に注目し、色分けしてみてみると違いが分 […]

二段の推定

特定行政書士の勉強に関して、「二段の推定」という項目がありました。今回は、これについて記述したいと思います。 「二段の推定」とは、私文書と署名、押印の関係性をあらわす一般的な考え方と捉えればわかりやすいです。というより、 […]

要件事実論における冒頭規定説

(売買)は、民法の条文によれば次の通り規定されています。 民法555条 売買は、当事者の一方がある財産権を相手に移転することを約し、相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。 売買に […]

せり上がり

民法科目の試験勉強の中で、「所有権に基づく妨害排除請求権」、「金銭消費貸借契約に基づく貸金返還請求権」、「売買契約に基づく代金請求権」等、○○に基づく○○権と言う場合、これを民事訴訟の概念で、「訴訟物」とよんだり、審判対 […]

憲法 判例の論点攻略法

憲法の判例問題などを例に挙げると、穴埋め問題で2択までは絞り込めたものの、記憶が曖昧なために不正解の選択をしてしまうことや、〇×の選択で、わかっているのに不正解の方を選んでしまうといった経験も多いかと思います。この原因は […]

「者」の定義、「処分性」の定義

夏真っただ中、受験生の方は11月の試験に向けて、いよいよ山場を迎え奮闘されているかと思います。ここでは、所謂・・「者」や「処分性」の定義を区別して再確認してみましょう。 「法律上の利益を有する者」とは 当該処分により自己 […]